August 16, 2005

「博士の愛した数式」 小川洋子


博士の愛した数式」 小川洋子

家政婦として働く「私」は、ある春の日、年老いた元大学教師の家に派遣される。彼は優秀な数学者であったが、17年前に交通事故に遭い、それ以来、80分しか記憶を維持することができなくなったという。数字にしか興味を示さない彼とのコミュニケーションは、困難をきわめるものだった。しかし「私」の10歳になる息子との出会いをきっかけに、そのぎこちない関係に変化が訪れる。彼は、息子を笑顔で抱きしめると「ルート」と名づけ、「私」たちもいつしか彼を「博士」と呼ぶようになる。

ちょっと前に借りていて、やっと読むことができた本書。
ほのぼのとした良いお話でした。
ウイイレという勝負の世界に身を投じ、殺伐としていた頭には、かなり良い心の清涼剤になりましたw

文章がとっても幻想的。
なんだか夢の中のお話みたい。
あれー、この感覚はどっかでも味わったなーと思ったら、そうだ「センセイの鞄」だ。
「さあ、ここで泣け!」
みたいな押しつけがましさがなくて、話が淡々と進むのだけど、じわーっと染みてくる感じも共通してる印象です。

いやあ、優しい気持ちになれる、本当に良い本でした。
 
 
個人的には、首位争いをしていた阪神タイガースが出てくるのが、とっても懐かしいです。
亀山や湯舟あたりの時代で。
あの当時の大阪の興奮っていったらすごかったからなー。
この小説では、舞台として岡山や倉敷あたりを臭わせる記述があるけど、あのあたりも同じように盛り上がってたんかなーと思ってみたり。
それにひきかえ今年は首位争いをしてるというのに、この冷静っぷりはどーしたんだろうね。

投稿者 fukuda : August 16, 2005 10:30 PM | トラックバック (2)
コメント

じんわり、泣けますよね。
この小説のヒントともなったといわれる
藤原正彦氏と著者との共著も面白かったですよ。

>今年は首位争いをしてるというのに
なんか、岡田監督って4位になった次の年は
優勝・・・と言ってるとか。

Posted by: kei : August 17, 2005 10:14 PM

この作品、私も押しつけがましくないところが好きです。
ちょっとしたことの積み重ねが感動に繋がっててじーんときました。

阪神タイガースネタは私も懐かしかったです。
小さい頃、父親が見てるのを横目で見てただけですが
湯舟は結構好きだったんですよー、あの頃熱かったですね、ほんと。

Posted by: ひろ : August 17, 2005 10:57 PM

>keiさん
藤原正彦氏と共著ですか。ふむふむ。
keiさん、結構色々読まれてますよね〜。
「別の場所」にちょっと興味アリです(・∀・)

>ひろさん
ども!
えっ、湯舟好きだったのですかー。
ではもしかしてコレに興味があるのでは。
http://www.veristores.com/kamechu/
僕はシャレで一度行ってみたいと思ってますw

Posted by: ふく : August 19, 2005 12:53 AM

「別の場所」はblogからも
mixiプロフィールからもリンクしてますよー

Posted by: kei : August 19, 2005 06:21 PM

>keiさん
あっ。ほんとだー!すごい量ですー
『LOVE ALBUM』いいですよねー。僕も最近聴きまして。
先週は『空創クリップ』聴きながら『古道具 中野商店』読んでましたーw

Posted by: ふく : August 20, 2005 03:11 AM

ほんと ほのぼのした良いお話でしたね〜^^
読んで良かったなぁってしみじみ思いました。

なるほど〜『センセイの鞄』と似てる所あるかもですね。
私はどっちも好きなので、ちょっと幻想的好みなのかもw
ラストは博士の方が好きです^^


TBさせていただきました〜♪

Posted by: MOK : January 4, 2006 12:13 PM

TBありがとうございます〜。
これイイですよねー。
もう文庫になってたんですねー。知りませんでした。
やっぱ映画になったりするんでしょうかねー。

Posted by: ふく : January 4, 2006 10:22 PM
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?