April 27, 2004

発明の対価?

滅多にニュースに出ることのない古巣が、久々に大きく取り上げられてました。

【永久磁石発明対価、日立金属に1265万円支払い命令】
 窒素を使った高性能の永久磁石の発明対価として、日立金属の元研究員、岩田雅夫氏が同社に約8900万円の支払いを求めた訴訟の控訴審判決が27日、東京高裁 であった。山下和明裁判長は同社の控訴を棄却、一審・東京地裁判決後に判明した同社の特許権収入などを考慮して136万円を増額、同社に1265万円の支払いを命じた。
 山下裁判長は、発明の利益を特許権収入から算定する方法や岩田氏の貢献度を10%と認定した点について、一審判決を基本的に維持した。
(日経ニュースメール 2004/04/27 昼版より抜粋)

あらあら、こんな裁判が起こっていたんですね。不勉強で知りませんでした。
ちょっと興味があったのでググってみたら(googleで検索するを意味します。業界語?)、おお、なにやら色んな記事にヒットしますね。

その中で、原告のページっていうのがあって、こんな記述がありました。


本件発明は、発明者の『孤軍奮闘』、しかも、実質的研究期間が『僅か3ヶ月間』という短期間しか許されないという状況下で、実験設備もほんの僅かしか使わずに完成されたものです。
原告に割当てられていた本来の業務を担当遂行しつつ、それと並行して、原告からの『自発的な研究テーマ』として一人で遂行して行なったものです。

( ゚Д゚)ポカーン
つまりこの人は、会社の実験設備を使わないで、自分が勝手にやったことだから、儲けも自分に与えろって言ってるみたいなんですけど、むむむ。これには違和感を覚えずにいられません。
(これから先の僕の意見は、内情を知らない第三者の意見です。事業部が違うから別会社みたいなものでしたし、離れて長いので、まったく事情は知りません。)

まあ僕が思うのは、いくら訴えの通り、発明に至るまでの部分で、会社の関与が少なかったとしても、その発明ができるまでに、この人が育ったのには、会社が大きく関与したんじゃないのかなぁ、ってことです。

社外秘の実験資料とかいっぱい見てるだろうと思うのです。
多くの失敗実験を、会社の金でやってるきているはずです。
入社してその発明をするまでには、上司や先輩に、色々教えてもらったんちゃうのん?
それなのに、訴えたこの人にだけが1千ウン百万も受け取れるってのが、どーも・・・。

そんなに成功時のハイリターンを求めるなら、失敗したときは給料が無しなるような約束を、最初にしていたんでしょうか。
そうじゃないのに、うまくいったときだけ訴訟するって言うのは、どーも後出しジャンケンに見えて仕方ないのです。

いやー、会社経営に携わってるから、こういう考え方になるのかな?
そんなことは無いと思うんだけどなー。

どーも釈然としないのですが、あまり日亜の中村さんや、本件のような訴訟に詳しいわけではないので、軽率な発言があったら申し訳ないです。そのときは教えて頂けたら幸いです。

とっても思っていることを、的確に表現してくれているサイトがあったので、トラックバックさせてもらいました。
http://ch.kitaguni.tv/u/171/INTELLECTUAL+PROPERTY/PATENT/0000076738.html

投稿者 fukuda : April 27, 2004 11:51 PM | トラックバック (0)
コメント

>社外秘の実験資料とかいっぱい見てるだろうと思うのです。多くの失敗実験を、会社の金でやってるきているはずです。・・・・

僕もそう思いますよ。
特許訴訟は当人のことですからよくわかりませんが、
誰のおかげでこういうことができたのか、そういった
ことは忘れてはならないですよね。

Posted by: doumori : April 28, 2004 08:18 AM
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