February 19, 2004

大崎善生「ロックンロール」

久しぶりの大崎善生の小説。「ロックンロール
大崎は「ドナウよ、静かに流れよ」を読んで以来のファン。
この人の小説に共通する主人公たちの生への真摯な姿勢と、選び抜かれたであろう言葉が織りなす文章の透明感が、とっても心地よくって爽やかな気分になれます。
なので、好戦的な気分のときは受け付けないのだけど、心に清涼剤が欲しくなったときは無性に読みたくなるのです。
この本もご多分に漏れず爽やかなパリを舞台にした恋愛小説。
主人公よりも、編集者の高井に感情移入しながら、とっても楽しく読むことができました。やっぱり大崎はいいなあ。
短編集の「九月の四分の一」でもツェッペリンが出てきたけど、よっぽど思い入れが強い様子。
一曲も聴いたことがないので、そのうち買ってみようかなと思いました。

「世の中には大きく分けて二通りの人間がいる。ガラス玉を丹念に磨き続ける人間と、粉々に壊さなければ気が済まない人間。」
あー、俺は絶対に後者だなぁ。

投稿者 fukuda : February 19, 2004 12:55 AM | トラックバック (0)
コメント

図書館で見つけた。
前から好きな作家さん。
また好きな本が増えた。

Posted by: タマキ : December 29, 2005 01:03 PM

>タマキさま
いらっしゃいませ。
大崎さん、いいですよねー。
最近ちょっとノンフィクションが少ないのが寂しいので、そちらも期待しています。

Posted by: ふく : December 30, 2005 11:11 PM
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